日本の介護の状況
1年間の間に、介護が必要となる人は40万人ずつ増えています。これから10年、20年後の将来には日本の人口の4人に1人は高齢者となる予想があります。日本は世界で1番、高齢者の多い国になってしまうのです。もちろん、全員が介護を必要とするわけではありませんが、今の日本の介護者の数ではとても追いつかないのが現状です。医療体制の整った有料老人ホームも数を増やしてきています。しかし、それでも足りなくて、キャンセル待ちや、その他の空き待ちなどを期待している人がかなりいます。それだけ、今日本の介護の現状は厳しいものなのです。それらの事を踏まえながらこのサイトを見て頂けると幸いです。
介護観
今の若い者は介護者としてどうおもってるかな。
日本の介護観は、従来「両親は息子(特に長男)や親族が面倒をみるもの」という価値観があった。だが、少子高齢化や核家族化の進行、医療の進歩に伴い寿命が延びたことにより、介護が「看取り三月」ではなくなったことなどに伴い、介護を行う家族(配偶者や子)もまた高齢者であるという「老老介護」の問題も浮かび上がっており、家族にとってはより重い負担となっている(著名な例では、1999年に当時の高槻市市長江村利雄が、妻の介護と公職の両立が出来ない事を理由に市長を辞任して議論となった)。老老介護の苦労や負担に耐え切れず、介護する子が親を殺害するなどの犯罪にも繋がっている。
現在では要介護者を抱えた家庭の苦労や、介護される側の気苦労などが広く知られるようになり、社会全体で面倒を見てもよいという価値観が生まれつつある。また関東圏と関西圏においても介護観の違いが報告されている。これは社会と文化の多様化および複雑化に伴うものだと考えられる。介護観の複雑多様化は、ある意味必然的なものなのかもしれないが、その多様性に対応できる社会体制が必ずしも整っているとは限らない(参考文献:高橋佳代・佐藤法仁・山下和典「介護意識に関する介護関連職者の地域差研究 ~関東・関西3076例を通じて~」第2回日本介護学会予稿集,(社)日本介護福祉士会,日本介護学会,p.89~98,2004)。